市街化調整区域の土地に家を建てる①
こんばんは。
晴れて土地を購入できた我が家ですが、この土地、実は「市街化調整区域」という、やや手続きが色々と必要な土地でした。
どんな土地か?といいますと、
まずメリットは、坪単価が安いこと。
近隣の土地の値段と比べてあきらかに坪単価が安いです。これには驚き。
デメリットは、役所の開発許可の手続きが多く、縛りが多いということ。
役所の手続きに関しては、全て設計士さんにお願いしているのでこちらは言われたまま書類に印を押す、サインする、の実務がひと苦労なだけです。
この作業に約2ヶ月を要するそうです。
縛りが多いとは、家を建てる際に緑地化を推進する区域なため、土地の数パーセントに指定した量の木を植えてくれよという、役所の指示があることです。
こちらはまだ実行していないので未知の世界ですが、役所の提示した書類を見た限り木の大きさや高さ、本数が細かく指定しているので、若干どうなることやら不安です。
それと、この土地には小さな掘っ立て小屋がたっているのですが、それを壊すのは役所の開発許可がおりてからでないと壊せないという点があります。市街化調整区域という土地に建物を立てる場合、既存の建物の建て替えという名目でないと建てられないからとのことです。
色々と細かい制約があります。
しかしやっと見つけた理想の土地、手探りながら進めていきたいと思います。
土地探しの記録⑦土地購入までのプロセス
こんばんは🌛
前回の続きです。
不動産屋Dさんが色々な点について交渉してくれたので、無事、我が家はその土地の購入へと進むことができました。
なにせライバルはいませんから。
しかし、油断はなりません。なぜなら売主さまが気分を変えることがないとはいえないからです。
苦渋を飲み続けた我が家は一滴たりとも油断はしませんが、所詮、なるようになるだろうと腹をくくりつつ、その交渉を見守っておりました。
そして、
ついに、、
、、、、、、、
その土地の購入契約へと話が進むことができました!
なんて長い道のりだったか(涙)
しかーし、土地購入の契約が済んでいないので、油断は禁物です。
しかし幸いにも、先方さんもゆっくり土地を売りに出せたらいいという非常に理解のある方だったので、本当に助かりました!!
そして、とある吉日に土地購入の契約を結ぶ運びとなりました。
嗚呼、ああ、ただただ感激です、涙涙。
土地探しの記録⑥希望の土地の交渉
こんばんは。前回の続きで希望の土地が見つかったその先のお話をしたいと思います。
購入意思をグーーんと持った我が家は、不動産屋Dさんにその土地に関することを調査してもらうことにしました。
登記簿をとって頂いた結果、境界線がどこか定かではないながらも、かなり広い土地であることがわかりました。
(なぜ詳しくわからないかというと、登記簿の情報が古いため、かつ近隣との境に仕切りがないため、どこからどこまでかの情報が古すぎて曖昧であったためです)
それでも、目視した限り我が家的には満足いく広さでした。
こんな素敵な土地はなかなかみつからない、、そんな土地でした。
早速価格交渉をお願いしました。
なんたって、この土地は例の不動産屋さんの情報には乗っていないので直接交渉しか手段がなかったのです。
その結果、、
なんと、、
先方さんも売りたいと思っていたとのことです!!
うわーー!!
やっと巡りあえた〜〜!!
そんな気持ちでした。
何度裏切られたことか。と。
次回、その土地購入の続きをお話ししたいと思います。
土地探しの記録⑤自ら理想の土地を見つけた奇跡!
こんにちは。前回、我々自ら土地を見つけたところの続きからお話をさせていただきたいと思います。
大きな通りを一本横道へ入った先を、さらに奥へと進んだ先にその土地はありました。
行き止まりの道路の片側に、1軒2階建ての民家が建っており、逆側に空き地がありました。
正確にいうとバラック小屋のような小さな小屋がひとつ建っていましたが、その奥には広い敷地が広がっていました。
あきらかに、人の気配のない空き家と土地でした。
「これは、、もしや、、最近多い空き家ではないかい??」
と思い、前回とは違う知り合いの不動産屋さんDに土地の調査をお願いしました。
すると、、、
まさに、、、
空き家でした!
しかも、
売り主さんいわく、近々売りに出したいと検討していたというではないですか!!
なんとラッキーな!!
旦那の土地勘に感謝!!
さっそくこの土地についての調査(まわりの土地も含め)を不動産屋Dさん(旦那の知り合い経由の会社です)にお願いしました。
この土地だけをみると空き家が1軒建っているなぁと見受けられるのですが、危惧していとのは隣家との境界線です。
なにせ、都市部によくみる塀や囲いで仕切りを設けているわけでもなく、野山竹林の中にその敷地があった為、どこからどこまでが誰の土地なのか全く不明だったからです。
そしてその書類を見せて頂いたのですが、書類自体が古いがためになんとなくここまでだよ〜的な曖昧な境界線でした。
それでも、私達の希望する土地面積をクリアしていたので、ぜひとも価格交渉から契約へと持っていきたいと気持ちがはやるいっぽうの私達でした。
続きは次回、書かせて頂きたいと思います。
土地探しの記録④とにかく空き地を探し回った結果
理想の土地を見つけても、ことごとく他者さんに先を越され続けた私達がたどりついた次なる方法は、「自分たちで探す」でした。
土地探しに関して少しこなれてきた私達。
今まで曖昧だった理想の土地の条件も、この数ヶ月の間にたくさん土地を見てきたおかげでかなり明確になってきました。
住みたい地域もしぼれてきて、土地の広さの最低ラインも見えてきました。
あとはその条件に合う土地を探すだけです。
情報が出てくるのを待っていたんじゃ遅いんです、だって他者さんも同じスタートラインでその情報を見ているのだから。
かつ、我が家の場合、住宅ローンに少し手間がかかるというハンデがあった為、同じスタートラインでヨーイドン!しても負けてしまいやすいということもわかりました。
ということで、「休日は車で土地探し」が始まりました。
今までは、他の方のブログを拝見していると、自分たちで土地を見つけました!いう強者がいるな〜、と他人事でしたが、まさかの我が家もそっちの側になるとは。
しかし最初の頃よりも土地探しのノウハウはたくさん持っています。土地の条件もほぼ固まってます。
あとは、足で探すのみ!と意気込んで車であちこち回りました。
過去に不動産屋さんに紹介してもらった土地の近所や、MAPを頼りに道があれば突き進んでいい空き地がないか探して回りました。
探すと以外にあるもんです。
おそらくネットには載せていない不動産屋さんが「売地」と看板を立てている土地や、明らかに人の気配のない空き家や緑の生い茂る空き地が結構あって、その中で条件に合う土地をピックアップし、時にはその場で問い合わせの電話をし、土地の情報を入手したりしました。
我が家は50坪オーバーが理想だったので、その条件に合う土地はそれなりの値段の土地ばかりでした。
しかしそれだと予算オーバーなので、やはり、土地探しは難航しました。
何週間かそんな休日のルーティンを続け若干疲れてきた頃に、地元で土地勘のある旦那のひらめきで今まで行ってなかったある地域へ車を走らせました。
そしたらあったんです、理想の土地が、、、
次回、その続きを書きたいと思います。
土地探しの記録③広すぎるが格安な土地との出会い
土地探しの大変さを痛感した前回から並行して、他の土地もチェックを入れていました。なかなか理想の面積を保有している土地はないなと、あっても広すぎる、高すぎる、私達がワガママなのか、、、と自問自答。
しかし、、あったのです!理想に近い土地が!
ただ、広いんです、予定の2倍ほどの面積の土地でした。
面積2倍にも関わらず格安な値段にひかれ、旦那に相談しました。
そして旦那にも現地を見てもらい、ここなら悪くないと返事をもらったのでさっそく不動産屋Bの担当者へ連絡をと思った矢先に、、
旦那から、「不動産屋Bじゃなくて俺の知り合いの不動産屋さんにお願いしてみないか?」との打診。
つまり、彼は見ず知らずの不動産屋Bではなく自分の知り合いにお願いしようと提案をしてきたのです。
私、素人ながらも不動産業界も含め土地探しのことをいろいろと調べてくうちに、途中で不動産屋を乗り換えることがあまり良くないという心象を持っていました。旦那の発言は、これに触れるかどうか?まずそこに着目しました。彼には悪気はありません。そして私もあくまでその土地の説明を受けただけであり、不動産屋Bには先方とのやりとりや土地の紹介等お世話にはなっていない土地であったので、彼のその発言はなんら業界的なタブーに触れないと判断し、旦那の知り合いの不動産屋経由で話をすすめることになりました。
これでやっとうまくいくかな?、、、
と思い、旦那の知り合いの不動産屋さん(不動産屋C)を訪ね土地の説明をしたところ、、、
「この土地、3日前に申し込み入ってるから難しいかもしれない。」と。
えーーー!!!
ぽ かーーーん。
よくよく聞いてみると、ちょうど私達が申し込みを入れたまさに3日前に同じ土地に申し込みが入ったそう。
こんなタイミングってあるか〜〜?!!
と思いつつも、くやしいのでなんとかならないかとお願いすると、不動産屋Cは、この土地の担当者が同郷のよしみで話を聞いてくれるかもしれないのでもう一度掛け合ってみると再チャレンジしていただきました。
結果は、、
、、、、チーン。
早い者勝ちで私達の負けーー!でした。
なんて世知辛い〜〜
この勝負負け。
ナニコレ、?
土地探しってこんなにハードなの??
一刻の猶予もなにもあったもんじゃない。
一生懸命探してこのザマって。。。
いつもいつも先を越されてばかり、私達の探し方が良くないのか?と疑問が生まれた我が家は新たな戦法で土地を探しはじめました。
残るは、「自分で探す!!」作戦でした。
その話は次回、書きたいと思います。
土地の記録②格安なのに広々な土地、その落とし穴
土地の記録①で初めての理想の土地を持っていかれ、ガクーーンと落ちてしまった我が家。
あんなきれいな土地はないよ、、
立地も良かったよ、、
未練たらたらですが次の土地探しは進めます。
ネットでポチポチ。。
そしたら、結構すぐに、立地と広さのわりに格安(むしろ激安!)な土地が出てきました。
アレ?間違ってないかな??
だって相場の3倍くらいの広い土地が売りに出ていたので、最初は目を疑いました。
きっと、、何か曰く付きなんだろうな、、
疑いの目を持ちつつ、1軒目とは別で土地探しをお願いしている不動産屋Bにその物件の案内をお願いし、実際に見に行ってきました。
感想は、ひ、広い、、、
家庭菜園も庭でバーベキューもできる、、
家建てても車2台以上停められる、、
そんな大きな土地だったんです。
それでいて予算内、ありえません。
問題点は、
■古家があったこと
■目の前の私道の持ち分がない
まだ土地探し素人の私にはこの意味が理解できなかったけど、とりあえず旦那に相談をと持ち帰りました。
実際旦那にも見てもらい、えらく気に入ったようです。
彼も土地探しの素人なので、問題点の意味はこの時点では理解していませんでした。
そして不動産屋Bに申し込みの連絡をしました。
ところが、我が家はまだローンの審査の準備ができていなく、信用がない状態でした。
売り主さんからローンがおりるのか不確実では契約できないと言われ(当たり前ですよね)、急いでローンの手続きを進めました。
手続きに予想以上に時間がかかってしまい、それでもローンの仮審査がやっとおりました!
やったー!
やっと買えるよ!!
ところが、、売り主さんの回答はNOでした。
仮審査ではなく本審査をとおして欲しいとの注文がきました。
、、なんですと?!
、、なぜ仮審査ではだめなんですか??!!
不動産屋Bの回答は、
■ローンの審査に時間がかかったことで売り主さんの不信感を買ってしまったようだと
■以前、ローンの仮審査がとおっても本審査でとおらないことが多々あった時期があり、売り主さんはそれを懸念しているのでは?
と。
、、なんだそれは?
しかし、うだうだ言ってもしょうがない、
またミッションが増えたのでやるしかない。
もはや我々に残された道は、本審査をとおすことです。
急ピッチで書類集めやらを進めました。
しかし、、、
現れてしまったのです。
全額現金で買いますという他者さんが。
『あっ、、
そうですか。
わかりました。。』
放心状態。。。
土地購入においての鉄則、現金一括払いのお客さんが現れたら最強なんです。(と不動産屋Bが言ってました)
たとえ、我が家が先に交渉していても、売り主さんは現金払いの他者さんを優先するんです。
なんてせちがらい、実力主義な世界なんだ。。
負けた感でいっぱいでした。
しかし、我が家にはなすすべはもはやないのです。皆無。
この土地に費やした数ヶ月、夢に満ち溢れた数ヶ月が、泡となって消えていきました。。
私は前回の土地の挫折があったので、気持ちのどこかでこの土地が手に入らない可能性を覚悟はしていました。
確かに悔しさで悲しみでいっぱいでしたが、思っていたよりも引きずりませんでした。
しかし、旦那は思い入れたっぷりだったらしく、前回よりもドーーンと落ち込みました。
こんな家を建てよう、と頭の中で設計図を思い浮かべ、土地も何度か見に行ってたようです。だって、数ヶ月の間買いたいという他者が現れず、我が家が買えるものだとばかり思っていたので。
なのに、
チーン。。
さて、最初に出てきたこの土地の問題点について説明したいと思います。
結果的には買わなくてよかったなと思えるような問題点でした。
■古家が建っている
■目の前の私道の持ち分がない
まず、古家について。
これは解体費用をこっちでもってくれという意味だと思います。現に解体費用分値引いてほしいと交渉したところ、多少の値引きに応じてくれました。
この点は交渉次第なところがあるので、そこまで問題とは言えませんが、解体の手間がかかるなら少しは問題ありかもしれません。
問題は、目の前の私道の持ち分がない点です。
素人には何がいけないのか最初わかりませんでしたが、色々な人に話を聞き自分で調べたところ、不動産的には問題物件とみなされるようです。
(以下専門家ではないので解釈に若干誤りがあるかもしれませんがお許しください)
通常私道の持ち分はその私道に接する持ち主の頭数で割って持ち分を負担します。
しかし持ち分がないということはその私道について持ち主たる権利がないということになります。
もしも私道の持ち主が今後通行料を払わないと通さないと言い出したらそれに、したがわなければいけなくなります。
不動産屋Bいわく、実際に通行料を請求してる事例があるそうです。
面倒くさいです。。
解決策は、私道に接する権利者が一致団結してその権利を主張し、私道の持ち分を買い取らなければならないようです。
これは面倒くさそうです。
ゆえに、問題物件といわれるゆえんなのでしょう。
二つ目の理想の土地はこのような幕切れとなりました。
我が家に残ったのは不動産屋Bへの、
『なんで問題点を忠告してくれなかったんだよーー』という思いと、『なんで数ヶ月かけて交渉してきた売り主さんを説得できなかったんだよーー』という不信感でした。
しかし今回はちょっと変わった売り主さんだったかもしれません。(会うことはなかったのであくまで想像です)
本当に、土地探しはロールプレイングです。
ハラハラとドキドキと、出会いと裏切りと。
数日間ご飯が美味しく感じられませんでした。
数日過ぎたら美味しく食べれました。もうあの土地に未練はありません。旦那ももはやありません。
そして、我が家はどんな理由でも横取りは嫌です。気に入った土地が見つかっても正規のルールで勝負したいと思います。後味が悪いですから。
順番は守ります!ルールですから。
我が家は現金一括は用意できません!
ローンです、しかもちょっと面倒くさいローンです!
売り主さん的には条件悪いです!
それでもいい土地に出会えると、巡りあわせを信じて、土地探しを続けていきたいと思います。
次回は、さらに別の形の理想の土地がみつかったお話を書きたいと思います。